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14:ペットの歯科治療 Animal dental care
総合病院ペットセンター名越 院長 名越公曠
General Hospital Pet Center Nagoshi president Kimihiro Nagoshi D.V.M.
ペットだって歯を持っている
もし、あなたが毎日の歯磨きをしなかったら、どうなると思いますか ?
同じ事がペットについてもいえます。ペットもいつも歯磨きをしてあげなければ、健康を保つことは出来ません。
歯周病はペットの病気の中でも極めて頻度の高い疾患の1つです。
歯周病は、潜在性疾患として知られている病気です。これはゆっくりと症状が進行するからです。
この病気の症状としては、歯肉の炎症(歯肉炎)、食べ物の残りかすや細菌の沈着(歯垢)、石灰化した歯垢(歯石)、および口臭に始まって、さらにひどい出血、歯肉の後退や腫れ、歯のぐらつきが見られるようになり、ついには歯が抜け落ちてしまいます。
さらに重症になると、歯の痛みのため食欲が無くなり、体重が減少し、歯茎から侵入した細菌によって全身的な感染症をおこして、細菌性心内膜炎がおこり、心臓疾患を併発します。
ペットの歯に歯垢(プラーク)や歯石が沈着しているのに気づいたら、歯周病はすでに進行していると思ってください。
歯垢の中の細菌が歯茎から侵入し始めていると思ってください。
口の中が不潔になった時の症状
初期の段階
軽度の症状
中等度の症状
重度の症状
( From C.E.T.Animal Dental Care)
≪初期の段階≫
・歯肉(歯茎)が炎症を起こし、赤く腫れ、もろくなる。
・歯垢はわずかだがすでに付着している。
≪軽度の症状≫
・歯垢(プラーク)がたまる。
・歯の表面に歯石が着いてくる。
・口臭がある。
≪中等度の症状≫
・多量の歯石形成。歯の表面に黄褐色の硬い固まりが出来る。
・歯肉炎が進行し、歯肉の後退が見られる。周辺よりも深部に進行中である。
・口内に痛みが出て、口臭がひどくなる。
≪重度の症状≫
・歯肉からの出血。
・歯肉の後退や色が黒くなる(歯肉の壊死)。
・歯の緩みやぐらつき。
・歯周組織への細菌の感染で膿が出る。
・歯が抜ける。
歯周病の治療
口の中の健康状態を改善させるには、まず歯科治療の出来る獣医師に診療してもらってください。
そこでは、特別にペットのために用意された歯科治療ユニットの設備があります。
口腔内のレントゲン検査、細菌検査、歯石除去装置、ポリッシング装置、さらに虫歯や折れた歯のための研磨器械、充填器械、などです。もっと専門的になると、インプラントや矯正、顎骨の手術まで、ほとんど人の歯科治療と同じ治療が可能です。
歯の病気の予防に必要な家庭での歯磨きや歯の清掃は、健康な歯から始めないと意味がありません。
その為には、あなたのペットの歯の状態を診察してもらって、治療が済んだ後に予防を始めてください。
ペットの歯磨き
ペットの歯の清掃の仕方は次の
NO.15:ペットの歯磨き
のページにあります。
ペットの歯の病気についてのご質問・お問い合わせなどございましたら、お気軽にどうぞ。
E-Mail:
generalhospital@petcenter.co.jp
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