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22:ペットの癌(ガン) Cancer in Pets


総合病院ペットセンター名越 院長 名越公曠
General Hospital Pet Center Nagoshi president Kimihiro Nagoshi D.V.M.

ペットもガンになるの?
どのような人間でも癌になる危険性があるように、ペットもまた、同じくらいガンになる可能性があります。したがってペットには人間と同じく様々なタイプの癌があります。

何故ガンになりやすいのか?
ある特定の種類の犬猫は特に癌の発生率が他種より高いものもいます。
そして、現代のペットは、純粋な繁殖のペットでないので、腫瘍に対して抵抗力〔免疫〕を自分で作ることが出来ません。

ガンの徴候は?
ペットの癌には様々な兆候があります。これらには、外見上で確認できる場合や、手に触れる塊やしこりの場合もあります。

癌は、突然発生し、かつ急速に大きさが増大する事も珍しくありません。但し、それが急速に成長しないから、それが癌ではないという意味ではありません。

最良の方法は獣医師に診てもらってそれを分析してもらう事です。食欲の減少や短期間の体重の減少は、あなたのペットが隠れた腫瘍を持っている兆候かもしれません。

ガンの治療法は?
今では、ペットの癌の治療に対してはいくつかの異なる治療法が選択できます。腫瘍が周りから独立した塊で、それが他の器官に転移していない場合、手術によって取り除くことが可能です。しかもレーザーメスを使えば、出血もなく、極めて短時間で手術が終わり、術後の痛みも少ないです。小さいものなら、入院の必要もありません。

また摘出された腫瘍を病理学者が顕微鏡で検査し、腫瘍のタイプを診断することは、その後の腫瘍の進行を予測する上でとても重要です。病理学者は、さらに腫瘍のまわりの境界が正常な組織だったか、癌細胞が存在したかどうかも報告します。

これは再度の手術あるいは他の治療法が必要かどうか決めるために重要です。

化学療法(抗がん剤)とは?
化学療法は癌になったペットに施される別の治療法です。使用される薬は人間で使用されるものと同じものです。但し、ペットは感受性が強いので、副作用が出ないように、より低い服用量で与えられます。

だから通常は人間のように気分が悪くなったり、髪の毛が抜けたりはしません。ある種の犬はアンダーコートを失う事もあります。また、猫は髭が抜ける事もあります。しかし、ほとんどのペットは薬による副作用の心配は必要ありません。

一部の化学療法剤には副作用として、骨髄の抑制へのアレルギー反応を含んでいます。骨髄抑制は白血球が低下し、伝染病の危険を増加させます。しかし、適切な血液検査でモニタリングしていれば、化学療法は多くのペットに対するとても良い治療法です。

他の治療法は?
利用可能な最後の治療法は放射線療法です。これは全部の腫瘍が摘出できなかった時や、外科手術の後に再発防止として使用されます。これもまた安全です。ただ一つの危険はこの治療の為にペットに鎮静剤を投与しなければならないということです。放射線療法は、通常1週間に3回、4〜6週間続けます。

代替療法として、近年注目を浴びているのが、アガリスク茸やサメ軟骨、抗酸化剤による治療です。ガン細胞の縮小や延命などに効果があります。

結論
結論として、いつかはペットも癌になる可能性があります。早期発見、早期治療のためには、毎年の健康診断が必要であると言う事になります。

それにも増して必要なのは、日頃から適切な食事と運動、ビタミン剤や抗酸化剤のサプリメントなどで強い免疫と体力を作っておく事です。


ペットのガンについてのご質問・お問い合わせなどございましたら、お気軽にどうぞ。
E-Mail:generalhospital@petcenter.co.jp
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